ご挨拶
この度、建設発生土の改良利用に取組む県内の事業者にて、宮城県建設発生土リサイクル協同組合を設立いたしました。
建設発生土の利用について、宮城県は早くからリサイクル率の目標を掲げ、利用の促進に向けた取り組みを進めてまいりました。
当組合は、その目標達成に向けた取り組みを加速すべく、建設発生土の改良技術の向上や改良土の適正用途の精査、改良土利用の有効性の普及啓発活動を通して、建設発生土のリサイクル率向上に貢献する所存でございます。
宮城県建設発生土リサイクル協同組合
理事長 赤坂 泰子
組合の目的
社会では環境問題に対する意識が高まる中、県内の工事現場から出る建設発生土の約3割は、残土として田んぼや山林に埋め立てられています。その埋め立てにより、自然が破壊され、災害の起きうる要因のひとつになっています。
また、工事現場では、埋め戻しや盛土材として必要に応じ天然資源である山砂を採掘し、購入土として大量に消費されています。
今まで、工事間で工期や土質条件が合わないなどの理由から廃棄されていた建設残土は、民間の土質改良プラントや、現場内で土をリサイクルする移動式土質改良機を活用すれば、すべてを再資源化することが可能となります。
今後、地元宮城県のすばらしい自然環境を次世代に繋げていくためには、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄という社会経済構造を見直し、社会経済活動そのものを環境に配慮したものへと変えていく必要があります。
当組合は、「宮城県内の建設発生土リサイクル100%」が達成できるように、皆様と協力しながら、これからも進んで参ります。