改良土のメリット
液状化対策に有効
- 液状化問題の対策として有効であることが知られています。
残土処分量の低減 二次的効果として
- 残土処分費が少なくなり、経済的である
- 残土処分地がある場合は、処分地の延命化がはかれる
- 不法投棄が無くなる
- 自然環境保護につながる
土砂運搬車による生活環境への影響の減
- 土砂を運搬するダンプ等が発生する振動や排出ガスによる大気汚染などの生活環境への影響を軽減できる
発生残土の処分方法及び数量が明確になる
利用目的に応じた、安定した品質の提供
- 工事目的ごとに必要な品質に改良し、安定的な材料として利用できる
高い作業性
- 早期強度発現により、施工性や作業効率が向上
- ダンプへの積載/荷降ろしが容易
- 埋設物周囲への回り込みが良好
- 埋戻し用砂と同様な機械および方法で締固め可能
- 締固め性能が良く、転圧は極めて容易
- 再掘削が容易(砂、砕石等に比べて自立性が高い)
高い品質性能
- 腐食性・毒性がない
- 一軸圧縮強度や締固め密度の特性が向上する
- 品質管理が容易(残土の種類、性状が変化しても均一な製品が確保できる)
- 長期にわたり強度が安定する
- アルカリ性を示すため雑草が生えにくい
高い保管性能
- ストックの際に水に濡れても水抜けが良く、強度低下がない
- 養生期間が長くなると品質(トラフィカビリティ、強度等)は良くなる傾向がある
改良土の用途
-
堤体・路体・路床用盛土
築堤工事・崩壊堤体・道路の路体・路床盛土
- 液状化がしにくい
- 堤体・路体の外圧に対し強度アップ可能
- 既存堤体土を現地改良可能
-
崩壊法面の復旧
- 安定法面勾配に適した強度に作成可能
- 固化材の種類により植生可能
-
地中埋没管の埋戻し
ガス・水道・下水道管の埋戻し
- 埋戻し部の沈下を抑制し、地震時の液状化を防止する